母親の役割をハンデでなくプラスに

 私は子どもを産んだことはありませんから、男性の立場から言うのと同じですが、妊娠期間の長さと大変さ、出産の大変さ、乳児を育てる大変さ、母親にしかできない子供への特別大事な関わりを思うと、いっそのこと、男性に養わせるのではなく、企業から税金を取って、出産したすべての女性に給与の代わりになる手当を与えるべきではないでしょうか。無論仕事はしてもいい。しかし仕事をしなくても経済的自立はできる。自分たちは産む機械ではないと、こういうことを言うと反論する女性がでてくるようにも思いますが、子どもを産むというのをハンデとしてとらえるのではなく、尊い役割だとして社会的にプラスに捉えねば女性問題は解決しないように思います。家事は分担できても、子どもは男には産めません。男の人は大抵母親とは特別な絆がありますから、母親の役割の重大さはわかるのではないでしょうか。父親も重大ですが、男女平等なら女子供を一人で経済的に養うのは男性差別です。必ずしも婚姻の必要はないと思います。産めばわかりますから。

 デジタルなどもあるこういう時代ですから、子どもを産んだら生活できるのなら、女性は収入を度外視した価値ある仕事が持てるかもしれません。自分が有意義だと思えることができます。母親の仕事をしながらできる役割を社会で見つけたり、才能を磨いたりしても、パートナーに気兼ねする必要はありません。そしてそれは社会的価値として社会に還元されていきます。経済的な収入に結びついたり、ボランティアをやったり、女性は必ずしも収入はそれ以上なくても自由を手に入れます。母の仕事は大変だと思いますが、その見返りが大きければ、女性が輝ける社会に近づくのではないか。働けば大変な高収入にも繋がりますし、子どもを育てるだけの女性に幾ばくが払って預けることもできる。無論少子化対策にもなります。