もうひとつのウクライナと国際的連帯

 現在、ウクライナ問題でロシア対ウクライナ・ 

NATOの対立が続いている。しかし現代日本が新

自由主義グローバリズム、金融資本等、アメリ

カの覇権に苦しむからと言って、国家対国家の争

いとしてばかり考えていると、覇権争いという戦

争や経済戦争のどちらかの側につくという話にな

らざるを得ない。これは犠牲を生む点で人間性

敗北であり、むしろアメリカをも含めた市民レベ

ルの国境を越えた連帯としての方角の方が良いよ

うに思われる。つまり経済的な点でアメリカ革命

は失敗しているが内在的に国家対市民の意識に見

識がある市民または現代の犠牲者がアメリカには

いるはずで、彼らとも連帯が可能である。日米の

貧困もアメリカで犯罪と隣り合わせのリスクの

人々ももう一つのウクライナなのだ。