希望を見失わない活動

 私が現在読んでいる本は、ノーム・チョムスキーとその影響を受けた人の本だが、アメリカ国家の国内的、また世界的支配の実態には不正義や悲惨が横行している。一般世論は十分に真相を伝えていないが、真相を極めていく努力をしている人の論考を参考にするのが、情報収集には早い解決の仕方の一法だろう。

 弱者が踏みつけにされる中、特に問題のあるパレスティナラテンアメリカの歴史なり現状なりに興味を持つのは意義があろう。日本も改憲の危機を前にして、独裁政権に苦しんだラテンアメリカの歴史を知ることは貴重であろう。ラテンアメリカ同様、日本もアメリカのいわゆる属国から裏庭へと進みかけているからである。私は解放の神学などがどのようなものでどんな役割を果たし、いかなる状況であったかなどに興味を持っている。調べてみたいが、少し長いタームで日本のことを考えたとき、参考になるのではないかと思うのである。また韓国の民主化ポーランドの連帯など歴史的にどんなものだったのだろうと、圧政などに抵抗した例を学んで見たいと思う。絶望的な未来図も描ける時代だが、希望を見失わない活動が重要だろう。